通訳・介助者の派遣(公的派遣)

通訳・介助者派遣事業の利用登録を行った盲ろう者に対して、登録通訳・介助者や職員を派遣して、通訳および外出時の付き添いをします。通院や役所での手続きはもちろん、買い物やレクリエーション、講演会や地域のサークルへの参加など、さまざまな場面で利用することができます。東京都と八王子市が事業実施主体となり、認定NPO東京盲ろう者友の会が事業を受託しています。

通訳・介助者とは

盲ろう者に対してコミュニケーションや情報入手に関する支援をしつつ、自由に外出できるように移動介助を提供する人のことをいいます。

通訳・介助者はその場にいる人たちの会話の内容だけでなく、話し手や周囲の状況など言葉以外の情報も含めた総合的な情報保障を行うことが求められます。

この通訳・介助者の存在があることで、盲ろう者のコミュニケーションの自由と移動、外出の自由が保障されます。

通訳・介助者養成講習会

利用対象者

視覚障害と聴覚・言語機能障害を重複して持つ身体障害者(児)であって、身体障害者手帳を有する者、つまり、「視覚障害と聴覚障害の両方が身体障害者手帳に記載されている者」が利用対象となり、障害等級や年齢は問いません。

費用

登録や利用に伴う費用負担はありません。ただし、通訳・介助者と一緒に行動する際の交通費、入場料などについては、通訳・介助者の分も利用者(盲ろう者)が負担することになります。

利用時間数

ここ数年では、1人年間最大600~800時間ほど利用可能となっています。

登録者全体の利用状況により変動します。

登録方法

東京都盲ろう者支援センターにご連絡ください。職員が登録を希望される盲ろう者と、ご自宅あるいは当会事務所などで面談をさせていただきます。派遣事業の利用方法などをご説明した上で、利用登録申込の書類を作成します。

利用開始までの手続き

当会に連絡
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職員と面談
利用申込書の提出
 ↓
登録完了
サービス利用開始