盲ろう者と
通訳・介助者のための
新型コロナウイルス
感染予防ガイドライン

2020年6月26日

感染症対策として、「他者との密接を避け、ものに接触しないこと」は重要です。
しかし、盲ろう者が日常生活を送るうえで、「密接」や「接触」は必要不可欠であり、一般的な感染症対策をそのまま当てはめられないこともあります。
そのため、東京盲ろう者友の会では、「盲ろう者と通訳・介助者のための新型コロナウイルス感染予防ガイドライン」を作成しました。
みなさまの感染リスクを少しでも軽減できるよう、ご理解・ご協力のほど、お願いします。

基本原則

手洗い・手指消毒
「2密」の回避
マスクの着用

盲ろう者は触れることで得ることのできる情報が多くある。

触ることを制限するのではなく、こまめな手洗いや手指消毒等を心がけ、2密(密集、密閉した空間)をなるべく避けて行動する。
マスクは可能な限り着用し、「コミュニケーションに差し支える」*1、「熱中症のリスクが高い」*2場合、一時的に外して構わない。

*1コミュニケーションに差し支える
「口形が読み取れず、盲ろう者(もしくは通訳・介助者)の話している内容が分からない」、「声がこもってしまい、正確に聞き取れない」など。このような理由でマスクを外す場合、飛沫が飛ばないように距離や話しかける方向に注意する。

*2熱中症のリスクが高い
気温や湿度が高い場所での活動。ただし、「2密」でマスクを外すことが適切でない場面では、こまめな水分補給や休憩を心がける。

具体的な対応例

依頼事

盲ろう者
  • 感染リスクが高い依頼内容の場合は、必ず事務所(もしくは通訳・介助者)に申告する*3
通訳・介助者
  • 依頼内容や外出先などの詳細を確認のうえ引き受けの可否を検討する

*3感染リスクが高く申告すべき依頼例
通院/複数人での会食を伴う/外出先が「2密」になるおそれがある/遠方へ移動する など

活動直前

盲ろう者
  • 発熱や風邪症状がある場合は、外出を中止し事務所(もしくは通訳・介助者)に連絡する
  • 通訳・介助者に会う前に手洗いや手指消毒をする
通訳・介助者
  • 発熱や風邪症状がある場合は事務所(もしくは盲ろう者)に連絡し、業務を中止する
  • 盲ろう者と会う前に手洗いや手指消毒をする

買い物

盲ろう者
  • 空いている時間帯に入店する
  • 入退店時に消毒液で手指消毒する
  • 計画を立てて素早く済ませる
通訳・介助者
  • 混雑する場所は避けて移動する
  • 入退店時に消毒液の存在や場所を伝える
  • 空いているレジを見定めて並ぶ

食事

盲ろう者
  • 横並びか、対面で距離をとって着席する
  • 食事前に手洗いや手指消毒をする
  • 飲食中の音声による会話は控えめにする
通訳・介助者
  • 周囲が空いている着席場所を探す
  • 洗面所や消毒液の存在や場所を伝える
  • 飲食中の情報提供は飛沫の飛散に注意する

公共交通機関

盲ろう者
  • 混んでいる時間帯や車両の利用は避ける
  • 乗車中、音声による会話は控えめにする
通訳・介助者
  • 乗車前に社内の混雑状況を伝える
  • 乗車中も混雑状況や降車駅への接近などは伝える